まだ公開中のため内容がわかることのないようにしたつもりですが
なにぶん しゃべりなもんで・・・
井筒和幸はテレビや雑誌ではよくお目にかかっているが、
いつも怒っている毒舌のコワイおっさん、人の悪い事ばっかり言って自分はどーなんよ
ぐらいの認識度。
これは初めて観る井筒作品ですわ。
題名の 『 パッチギ 』 の意味は 朝鮮語で ”頭突き ” だけれど
”突き破る、乗り越える ” という意味もあるらしい。
京都のあの場所に朝鮮の人が集まって住んでいたのを私は知らなかった。
その場所が0(零)番地と呼ばれてたことも。
(これはたまたま映画を観に出かける直前、テレビを見て知りました)
番地がついてない土地という意味の0番地。住民として扱っていないってことなんだろう。
1968年の京都が舞台になっており、京都住人の私は違った楽しみもありました。
1968年に駅ビルはなかったよなぁ (映ってる) 。
えらいアブノーマルなとこで撮影したんだなぁ。
てなもんや三度笠、横山ホットブラザーズ・・・ついていける話題はありがたい。
おおー!あのボーリング場、お見合い後に行った所だぜ。
規制が厳しく撮影が大変だったらしいと娘が言っていた、京都はそうだろうな。
2つの対照的な話が交差しながら展開。
地元高校生と朝鮮高校生の対立が激しく、度を越す暴力シーン、+ 下ネタ。
同時進行している地元高校生と朝鮮高校生の淡いシーンに移るとほっとする。
この映画を駄作にしたくないという意識があるから。
別に井筒が好きなわけではないが、心意気は認めたいからな。
この二人に何度救われた事か。
最初のグループサウンズ オックスの失神に思わず引く。
私にはよくあるマイナスからのスタート、かなり低体温続きましたよ。
対立の和解はなかったのか? 祖国統一をすべての人が望んでいたのか?
あの時代の北朝鮮って?
生駒トンネル、淀川の朝鮮人強制労働のことをはじめて聞いた。
非難される事も充分予想される題材を扱い、
私には限界超えていた暴力シーン、下ネタ話(こっちはOKやったけど)を
くどいくらい見せる。
それなのに
心が荒れて生活がすさんでも、人間として失ったらいけないものは
ちゃんと持ち合わせていることを若者の中に見せている。
最後の 川を挟んで繰り広げられた乱闘シーンは、その場に居合わせた若者も加えて撮影し、
リハーサルで本気になり骨折した人がいたとのこと (娘からの情報)。
なんと血の気の多いもん使ったんやな。
話題づくりなんか、その時の勢いなのか井筒らしいといえるね。
川は地形的境界になっているとともに心の境界にもなっている。
川に足を踏み込み渡りきって向こう岸へたどり着いたけれど、
思いを寄せている女の子の言葉に何も言えなかった主人公の男の子・・・。
勇気さえあれば川は渡れるが、勇気のほかに乗り越えなければ
いけない心の川は思っていたより深いんだ。
イムジン河ではじまりイムジン河で終わったね。
主人公の男の子は好きになった女の子(朝鮮人)のため、
下心みえみえで朝鮮語辞典を買って勉強し、話す。
この辺、なーんかダブってしまった。井筒!韓流にほうけているウチに
なんか言いたいんかい!
せやけど東京タワーと同じくらい面白かったぞ。
これって私は褒めてます。
タワーでは泣けなかったけどこっちは泣けたのと、重い題材、
暴力血まみれシーンがあったにも関らず、
終盤ぎりぎりで (ギターを壊すとこらへんから) 爽やかさ、すがすがしさを与えた。
青春映画として仕上げた井筒のおっさん褒めるべきなんやろか。
こういうことに無知な私に育てられた娘は当たり前だけど知らなかったことがほとんど。
まともに影響を受けてしまうから、この映画で触れられてたことを多分鵜呑みにしてしまう。
知ってよかったぁと話していた。
それがちょっとこわい気が・・・。触れたんならもうちょっと突っ込んでくれないとなって思った。
世界は愛で変えられる という青春映画だからしょうがないけれど。
若者はなかなかいいキャスティング。橋田に染まった 前田 吟 にはなじめなかったなぁ。
おばちゃんはサイコー。
オススメの男前くんです。
朝鮮高校の3年生 リ・アンソン役の高岡蒼佑クン
あんな高3信じられん・・・
セクシーすぎる、
私が女センコーだったとしても惚れるかも。
パッチギに精力かけている場合じゃあらへん、、、
そろそろ18話ビデオで見直さな。
副題は考えたけど・・・
『 高飛びするミンチョル、カリスマに翳りが・・・』
私には悪名高き、ビョンホンの皿の評判を探ろうと
アイソのないキーワードで検索したら、ぶったまげた。
ほっほっ、あれは「絵皿」とか「陶磁器」と入れるべきなんか。
食べもんのせるお皿じゃないんや。
あの クマ商法 と同じやん。
シリアルナンバーつけて価値を高める手段・・・
いったい なんぼするん?(がらが悪くてすいません。。。)