Dが来たのが先週木曜日夜、もう日曜日だからかれこれ10日。
ダンナもよくわかっていない様子・・・
ヤツは一体いつ帰るんだ??
日本には8月から来ていて、関東のホームスティ先にずっと居るわけだから
オラんちもそのノリかよぉ~。
家も広くないし、貧乏だから食費に金かけてられない。
よ~~くわかったわ。オイラにボランティア精神なんぞ微塵もない。
ホームスティを引き受ける度量など持ち合わせておらん。
頼んできた知人はいつでも帰らして下さいなんて海外からメールしてくるけど
「もうお帰り」ってこっちが言うんだろうか。
月曜日は延暦寺
火曜日はダンナが温泉に行こう!と誘っていた。
日本人は外人というだけで注目すると言うのに、その外人が温泉に・・・
見られまくるD、気の毒に・・・
そして近場の光明寺、善峰寺に。
夕食はお好み焼き、ダンナに天ぷらやのてんかす、剣先イカのげそを
買ってくるよう命じる。
水曜日、オイラはパソコン教室でデジカメを伝授することになった。
デジカメで撮った画像をどうのこうのするのはいいのだけれど、デジカメ自体の
知識は乏しい。CCD、画像エンジン なんのこっちゃ!
その場しのぎではったりかますための猛勉強。
D、 構われずだ。
夜のレッスンだったので夕食は子どもたちとDの3人。
普通ならホカ弁でも買いな、ご飯はあるからおかずだけにしろよ、、、だ。
これでもいいのだけれど、この秘策はあとあとあとにとっておこう。
息子の希望で宅配ピザを頼むことにした。足元見やがって。
ピザなんて1年に1、2度あるかないかやで。
それも取りに行くと30%offやのにな~、くやしいー。
今週末から来週はなんだかんだと用事が入る。
Dに京都案内できるのも木曜日が最後だ。
得意分野ってこともないが生まれ育った宇治を強引に案内することにした。
雲ひとつない晴天。車で宇治へ向かう。
宇治橋から眺める川上の景色。
子どもの頃から何度も見ている。そこにあるのが当たり前のように。
結婚してその景色を簡単に眺めることが出来なくなってはじめて
あれはとっても贅沢なことだったんだと思えた。
その景色をDに見せる。
そして平等院参道。ここにはお茶っぱや茶団子など売っている店が並んでいる。
D、土産もの好き。平等院もまだ行ってないのに覗きたがる。
25歳にもなったニイチャンがねぇ。。。
そんなDを無視して平等院へ向かう。
(画像準備中)
平等院から宇治川沿いの道を川上に向かって歩くと観光センターが。
そこに対凰庵という離れ茶室があり、本格的なお点前でおうすを頂くことができる。
二人で茶室に。
川にもみじをイメージしたお菓子が運ばれてくる。
先生が直々にお茶を立ててくれ、掛け軸、お花、お茶碗の説明してくださる。
そして世間話など。
そういやビョンホンも・・・
棗に入った抹茶を茶さじに取って食べようとしてたっけ。
これで茶席券500円やから。かなりお得。オススメですよ。
(3時半過ぎに行ったので空いていました。受付4時まで)
本当は宇治上神社や 源氏物語ミュージアム、興聖寺にも
行きたかったけれど、時間がなくなる。
伊藤久右衛門のお店へ足を伸ばし、抹茶パフェを食べ、
お茶を物色。
そして帰路につく。
宇治もゆっくり見ようとすれば1日かかるなぁ。
帰ってホットする間もなく夕食準備。
何も用意してないから買い物から行かなければならない、
あーあ、簡単にできるもん、、、うなぎになってしもた。
うなぎなんて・・・ひつまぶしならするが、うな丼なんてこれまた
1年に1度あるかないかだ。
勢いよく食べるD。
うな丼のおかわりなんてないからな (ーー;)
Dの悲劇・・・
(〃`ー´) (〃`ー´) (〃`ー´)クックック (←ぴったし)
ヤツの喉にウナギの骨がささるぅ~~~~。
これが また、刺さった 刺さった ってうるさいのなんの、すげぇー大袈裟!
鯛の骨じゃあるまいし、そのうち溶けるで~。
とほとんど無視、取り合わず。
ヤツはパンを鵜呑みにしたりして取ろうと必死の努力。
何度も洗面所に行き、なんかやってる。
喉をもんで取ろうともしている ←こんなんで取れるのか?!
ヤツが洗面所に行っている間に笑い転げていると 娘に叱られてしまった。
どう努力しても取れない、不運なD。
それにしてもガイジンってオーバーだねぇ。
うなぎの骨ぐらいご馳走になってんだからじっとガマンしろや。
人によっちゃ、大変なもの食べさせてしまった、申し訳ない
って思う人もおるんやから。小膝叩いて笑い転げるのはオイラぐらいかも。
金曜日はダンナがとあるところへ連れて行き、置き去りにしてきた。
夜がパソコン教室なので煮込み料理、、、と考え、ロールキャベツを
作っておく。
土曜日、オイラは朝からパソコン教室。
Dは多分出かけないで留守番だろう。
買い物先で 京都、満月の「阿闍梨餅」 を見つけたので買うことに。
残り8個、3時半に新しいのが来ます と店員さん。やっぱり人気なんだ。
帰ってきんぴらゴボウと豚ヒレカツ、じゃまくさいキャベツの千切りを作る。
ヤツ、カツは好物みたいだ。また勢いよく食べる。
皿に盛ったのも足りなくておかわり。
別腹なんて言葉しっているくらい甘いもの好きなので
食後、阿闍梨餅を出したら、
豚カツあんなに食った直後なのに、ウンウンこれが美味しいのワカル
なんて言いながらすすめてないのに2個目もペロリ。
いい加減腹立ってきた!食うなら芸をしろ。
いつの間にかDになっているワケ。
ヤツが来て3日ほど経つともう飽きてきた。
飽きてきたというより濃いガイジン顔に対応できなくなってきたんだ。
ぱっちりお目目、長そうな睫毛、高い鼻、品の良い口元、格好のいい頭の形、
彫が深い、白い顔でフランス語っぽく 「おはよ~」 とこられたら
朝はテンション低いオラ、ついていけん。
朝からサーロインステーキ食え って言われているようなもんだ。
ああいう顔つきは早い時期にもうたくさん になってしまう。
それにオモロくないというのは致命傷。
色々教えてやっている(つもり)けどオイラが得るものって何一つないもんな。
国際交流キョーミねぇし、
知りたいのはフランス語じゃなく韓国語だし、
スイス行ったら世話してくれるんけ?って行けるはずねーし。
だんな関係の客人で今までも長期滞在あったけど、それなりに馴染んできて
別れ際には淋しくなるな~って思えてた(今回はないぞ)
思い返せば人相悪いが話が面白い、味わい深い客人達だったなぁ。
薄っぺらい顔が恋しい・・・
ヘルメットでドカじゃん(掲示板のあの写真)さえもいとおしくなってくる。
韓流ブームのせいでビョンホンのこと好きなんだろうか とその気持ちが
拭いきれなかったけれど、
オイラがビョンホンを好きなのは合わせたことはないが、
”肌が合う” からなんだと思えるようになった。
Dには金曜からオイラ忙しくなる 観光はもう付き合えないよ。
あとは一人で行きな。道順なんかは教えられるから遠慮なく聞いておくれ
と伝えてある。今まで知人の手前もあって、甘やかしすぎたかも。
学生とはいえ25歳、ええ大人やもんな。
こんなに長くなるなら最初に滞在するにあたってのルールなど決めて
伝えておくべきだったと深く後悔。
自分から積極的に交流する気持ちを持ち合わせているのは認めるけど
Dの場合、ちと・・・。
ダンナは金持っとるんか?って心配してるけど、
あの土産モノの買いっぷりを知っているオイラはそんな心配はしてない。
若い男を連れ回す快感なんぞ結局長続きせんかったです。